【4月13日 AFP】北京五輪の聖火は12日、厳重な警備の下タンザニアのダルエスサラーム(Dar es Salaam)に到着した。

 13日に行われる聖火リレーでは、チベット支持派による抗議活動は計画されていないものの、走行距離は当初予定されていた25キロメートルから5キロに短縮された。

 ダルエスサラーム市長は11日、距離の短縮について「雨が多いため」と説明したが、「数人」がリレーを妨害する可能性も認めている。

 ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したケニアのワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)さんは、チベット(Tibet)自治区、ミャンマーやスーダンのダルフール(Darfur)地方での紛争と人権侵害に関する中国の役割についての懸念から、アフリカ大陸で唯一行われるタンザニアでの聖火リレーには参加しないことを表明している。(c)AFP