【4月9日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)決勝トーナメント準々決勝。ASローマ(AS Roma)とのホームでの第2戦を現地9日に控え、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン監督(Alex Ferguson)が記者会見に臨み、欧州最強のチームという現況はチャンピオンズリーグで勝ち進み、優勝することが出来なければ価値がないものだと語った。

 現地1日にASローマの本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で行われた第1戦を2-0で制し、FCバルセロナ(FC Barcelona)とシャルケ04(Schalke04)の勝者と対戦する準決勝への進出に向け好位置につけているマンチェスター・ユナイテッドは、ローマ戦では統制が取れた円熟のプレイを披露し、5月12日にモスクワ(Moscow)で行われる同大会の決勝で優勝する大本命の地位を確固たるものにした。

 しかしながら、時期尚早な賞賛を受けることに対して慎重な姿勢を見せているファーガソン監督は、「ミュンヘンの悲劇」から50周年を迎えたシーズンの終わりに印されるであろう感動的な優勝をもし遂げることが出来なければ、現在のチームに対する高い評価がその落胆の度合いを更に高めることになると示唆した。

 「現在のチームが欧州で最強と思っているか否か」を尋ねられたファーガソン監督は「欧州での試合を見ますが、サッカーの種類が違うことは分かっていますし、それが我々のポジションの評価を難しくしているものです。評価を下すための最良の道は決勝に進むことです。それだけがポジションの評価をできるものです」と答え、さらに「サッカーでは最高のチームが負けることがありますが、我々も何度も何度もそういったものを見ています、FAカップ2007-08(FA Cup 2007-08)では我々にも同じことが起こりました。それでも、平均すれば決勝に進出できるだけのパフォーマンスを見せることが出来ると願っています。もし進出できれば、素晴らしいサッカーチームであり良いサッカーをするFCバルセロナとの対戦になり、もちろん難しい対戦となるでしょう」、「言うまでも無く、これが準決勝進出の最大のチャンスです。そして準決勝に進出すれば、決勝のことを考え始めることができるでしょう。大志や希望を持たなくてはなりませんが、明日の試合が終わった後に我々がどうなるかを見極めてから希望のある夢を見始めるのが、賢明な取り組み方だと思います」と目の前のローマ戦に集中する考えを示した。

 また同13日にはイングランド・プレミアリーグでアーセナル(Arsenal)との重要な一戦を控えるマンチェスター・ユナイテッドだが、ファーガソン監督は、ローマのディフェンス陣の注意を引き付けるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を外したいのではないかという質問を否定し「調子の良いロナウドを外すのは難しい。ここまで完全に群を抜いています。1人か2人は選手の変更はありますが、その変更が賢明なもので、我々の求めるものを与えてくれることを願っています」と、ローマ戦でのスターティングメンバーを入れ替える意思があることを認めた。(c)AFP/Angus MacKinnon