【3月28日 AFP】英ヒースロー空港(Heathrow Airport)で27日、総工費43億ポンド(約8600億円)をかけて建設された第5ターミナルが開業したが、第1便の到着直後から手荷物処理の遅れや欠航などトラブルが相次ぎ、混乱のスタートとなった。

 第5ターミナルは、世界で最も混雑する空港の1つと言われるヒースロー空港にとって20年ぶりの拡張。14日にエリザベス女王(Queen Elizabeth II)を迎えてオープニング式典を行ったばかりだった。

 ところが香港(Hong Kong)発の到着第1便が予定より10分早く着陸した時点で、早くも迷子や手荷物処理の遅れなど利用者からの苦情が殺到。最終的に34便が欠航となり、新ターミナルを独占利用するブリティッシュ・エアウェイズ(British AirwaysBA)が謝罪する事態となった。

 BA広報は、機内預け荷物の処理システムに不具合が発生し、一部乗客が手荷物以外を受け取れない状態になったと説明。利用客らに謝罪した。

 トラブルに巻き込まれた利用者の中には、ビートルズ(The Beatles)のほとんどの楽曲をプロデュースしたことで知られるジョージ・マーティン(George Martin)氏の姿も。スイスのチューリヒ(Zurich)へ向かうため出発予定時刻の2時間前に空港に到着した同氏を待ち受けていたのは、オーバーブッキングで座席がないという現実だった。(c)AFP/Michael Thurston