【3月27日 AFP】染髪剤などの化学薬品を扱う美容師はがんリスクがほかの人よりも高い可能性があるとする報告書を、世界保健機関(World Health OrganisationWHO)の国際がん研究機関(International Agency for Research on CancerIARC)が発表した。

 IARCによると「美容師や理髪師といった職業では、発がん性のある可能性が高い物質に接触する機会が増える」と警告した。この報告書は、がんリスクに関する複数の大規模研究についての総説。

 男性の美容師や理髪師の間では、ぼうこうがんになる危険性が一般と比較して2-6割高かった。リスク自体は大きくはないが傾向には一貫性があることが指摘さえた。同じ職業でも女性の方がリスクは目立たなかった。

 複数の研究で肺がんの相対リスクは男女の美容師に共通で1.3倍とされたが、これは美容師の喫煙率が高いことで一部、説明できるだろうという。

 女性の美容師については、子宮がん、非ホジキンリンパ腫のリスクが高いとする研究結果もあった。(c)AFP