スペイン戦を前にドナドニ監督の去就に揺れるイタリア代表
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【3月26日 AFP】現地26日にスペインのエルチェ(Elche)で行われるサッカー国際親善試合のスペイン戦を前に、イタリア代表のロベルト・ドナドニ(Roberto Donadoni)監督の契約問題がヘッドラインを賑わせている。
6月に開幕するオーストリアとスイス共催のサッカー欧州選手権2008(Euro 2008)で優勝の本命と目される2チームにとって、今回の試合はどちらのチームがタイトル獲得に向け良い状態にあるかを明らかにする試合になるかもしれない。しかし、イタリアにとって欧州選手権2008後に契約の切れるドナドニ監督の命運が、選手たちの気を散らす恐れがある。
欧州選手権2008でチームを準決勝まで導けばという条件付きで2年間の契約延長の打診を受けたドナドニ監督は「契約更改の打診を受けたが、私はこのようなタイプの契約が嫌いなのでノーと言った。これは、私がやる気の無い状態で欧州選手権に行くという意味ではない。これからも生活の糧を稼いでいくが、確かに代表監督としてはもう稼いでいる、そうでなければ私はここにいない」と現時点での契約延長を否定した。また、この打診に関して多くの人がイタリアサッカー連盟(Italian Football Federation、FICG)のドナドニ監督への信頼が薄いからと結論付けたことについてドナドニ監督は「私が信用されているかどうかは言えないが、日々の中で証明されたものではある。私が代表チームの未来を無視する?私は何も無視したりしない」と付け加えた。
監督の契約問題については、選手たちでさえもスペイン戦以上に気をかけている。ACミラン(AC Milan)のジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)は「言えることは前を向いてそれ(問題)について考えるなということ。イタリア代表で上手くやることに集中すれば新しい契約を結ぶことが出来ると思う」と、ドナドニ監督を擁護している。
また、ドナドニ監督は、好調なユベントス(Juventus)のアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)とサンプドリア(Sampdoria)のアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)を今回の代表招集から外すなど、論争の的となる決定を下している。
ベテランのデル・ピエロは06サッカーW杯以降のドナドニ政権下でもがいており、ビンチェンツォ・イアクインタ(Vincenzo Iaquinta)ら若手選手が有利に招集を受けているため代表でのチャンスを逃しているが、ユベントスではそのチームメイトのイアクインタをベンチに追いやっている。
カッサーノは07-08イタリア・セリエA第26節のトリノ(Torino FC)戦で主審にユニフォームを投げつけて5試合の出場停止を受けており落選について驚きは少ないが、ドナドニ監督はカッサーノの気性について度々疑念を示していた。(c)AFP