【3月26日 AFP】08MLB日本開幕シリーズ、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)vsボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)。試合は延長戦の末レッドソックスが6-5で勝利し、日本での開幕戦を白星で飾った。

 開幕投手を務めたレッドソックスの松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)は、アスレチックスにあと一歩のところで凱旋登板を台無しにされるところだったが、最終的には同僚の岡島秀樹(Hideki Okajima)に救われる形となった。

 5番手で登板した岡島は9回1イニングを無失点に抑え勝利投手になり、メジャーリーグ史上最も早い開幕戦を白星で飾ったレッドソックスは、ワールドシリーズ連覇に向け白星スタートを切った。

 凱旋した松坂への熱狂的な歓迎は、松坂の不安定なピッチングを除いてアジアでのファン層を拡大したMLBが求めていた全てを表していた。一方で松坂の不安定な立ち上がりは、同投手の獲得に巨額を費やしたことへの疑問があった2007シーズンの序盤を多くのレッドソックスのファンに思い立させた。

 松坂は初回だけでジャック・カスト(Jack Cust)への死球や2四球に加え暴投もあり2失点を喫した。結局、松坂は5回を散発の2安打に抑え6奪三振を記録したが、5四球を与えるなどコントロールに苦しみ、結果は凱旋登板に臨んだ自身の決意に見合うものではなかった。

 松坂は3回から立ち直ったように見えたが、レッドソックスのテリー・フランコナ(Terry Francona)監督は、試合前に語っていたように厳しく投球数を制限し95球で松坂を代えた。

 日本のメディアは、国内ではその代名詞となっていた松坂の完投を切望していたが、選手を慎重に管理するメジャーリーグでは9回を一人で投げ抜くことはほとんどなく、フランコナ監督は「最後の2イニングは良い投球ができていたと思う。初回と2回に苦んだので、開幕という時期も考慮して交代せざるを得なかった」と語っている。

 松坂の面目は4打点を挙げたマニー・ラミレス(Manny Ramirez)と、試合開始直前にスターティングメンバーから外れたJD・ドリュー(J.D. Drew)の代役として出場したブランドン・モス(Brandon Moss)によって保たれることとなった。

 ラミレスは6回に同点の2点適時二塁打を放つと、延長10回も2本目となる決勝の2点適時2塁打を放ち、ファンに格の違いを見せつけた。

 また、6回に逆転の適時打を放ちアスレチックスの先発ジョー・ブラントン(Joe Blanton)をマウンドから引きずり降ろし、1点リードされて迎えた土壇場の9回表には自身メジャー初となる本塁打を放ったモスの活躍がなければ試合は延長戦を迎えることはなかった。

 9回の岡島の登場に東京ドーム(Tokyo Dome)は再び熱狂し、アスレチックスも10回裏に1点を返すなど粘りを見せたが一歩及ばず、開幕戦はレッドソックスの勝利に終わった。(c)AFP/Hiroshi Hiyama