【3月17日 AFP】インドのリゾート地ゴア(Goa)州で英国人少女が乱暴され遺体で見つかった事件で、同州警察当局は15日、少女の母親フィオナ・マッキューン(Fiona MacKeown)さんを参考人として事情聴取を行った。マッキューンさんは、麻薬組織幹部や警察幹部、政治家らが事件の隠ぺいを図ったと主張していた。

 一方、マッキューンさんから、麻薬密売人とかかわりがあるとして非難された同州のRavi Naik内相は、マッキューンさんの主張を「馬鹿げている」と反論。マッキューンさんの「生い立ちや収入源」の調査を求めた。

 また、「ゴア州警察は、事件の捜査を忠実に行っており、容疑者も逮捕した。彼女がわれわれに対し、麻薬密売人とのかかわりを非難する理由が分からない」と述べた。

 警察当局は、マッキューンさんが休暇中に娘を他人に預けたとして、保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたとする報道は否定している。(c)AFP