ILO報告、女性労働者は依然として高失業率・低賃金
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【3月7日 AFP】国際労働機関(International Labour Organisation、ILO)は7日、世界の女性労働者の雇用は改善されてはいるものの、男性に比べると依然として失業率が高く、低賃金労働に甘んじることが多いとする報告書を発表した。
報告書は、8日の「国際女性の日(International Women's Day)」に先立ち発表されたもので、女性は男性に比べ、賃金が低く不安定な、生産性の低い業務に縛られやすいと指摘している。
2007年の世界の男女別就業率は、男性の78.8%に対し、女性は10年前の52.9%をわずかに下回る52.5%にとどまった。報告書はその原因として、女性の高学歴化が進んだ点、就業年齢が上がった点を上げている。失業率で見ても、女性が6.4%で、やはり男性の5.7%におよばなかった。
報告書はまた、女性の就業率改善だけでは、地域社会が貧困から抜け出すには不十分だと指摘。たとえばアフリカのサハラ以南では、女性の就業率は62.6%と世界最高水準を誇るものの、貧困は依然としてまん延しており、「労働市場が深刻な機能障害に陥っている証拠」だとしている。(c)AFP
報告書は、8日の「国際女性の日(International Women's Day)」に先立ち発表されたもので、女性は男性に比べ、賃金が低く不安定な、生産性の低い業務に縛られやすいと指摘している。
2007年の世界の男女別就業率は、男性の78.8%に対し、女性は10年前の52.9%をわずかに下回る52.5%にとどまった。報告書はその原因として、女性の高学歴化が進んだ点、就業年齢が上がった点を上げている。失業率で見ても、女性が6.4%で、やはり男性の5.7%におよばなかった。
報告書はまた、女性の就業率改善だけでは、地域社会が貧困から抜け出すには不十分だと指摘。たとえばアフリカのサハラ以南では、女性の就業率は62.6%と世界最高水準を誇るものの、貧困は依然としてまん延しており、「労働市場が深刻な機能障害に陥っている証拠」だとしている。(c)AFP