【3月7日 AFP】イスラム地下組織の幹部が拘置施設から脱走し、全土で捜索活動が行われているシンガポールで、この幹部と間違われたバングラデシュ人の男性(28)が警察に通報される騒ぎがあった。シンガポールの日刊紙ニューペーパー(New Paper)が6日、報じた。

 同紙によると、バングラデシュで事務職に就くMohamad Iqbal Hussainさんは、シンガポールのショッピングモール近くの食堂に足を引きずりながら入店し、その様子を見た人が警察に通報したという。

 Iqbalさんが間違われたのは、東南アジアのイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(Jemaah IslamiyahJI)のマススラマット・ビンカスタリ(Mas Selamat bin Kastari)幹部。前月、シンガポールの拘置施設から脱走していた同幹部は、左足を引きずっているという特徴があった。

 通報を受けた警察は、Iqbalさんが滞在している友人宅のある住宅街に急行、付近の住宅を一軒一軒捜索した。その後、警察官が事情聴取を行い、Iqbalさんは病気の治療を受けにシンガポールに入国していたことが明らかになった。Iqbalさんはこの病気が原因で、足を引きずっていたという。(c)AFP