【3月6日 AFP】香港の観光名所となっている「黄金のトイレ」。これを所有する香港の大手宝飾メーカー、ハン・フン・ゴールドテク(恒豊金業科技、Hang Fung Gold Technology)グループは、金価格の記録的な高騰を受け、この一部を溶かす予定だと発表した。 

 同グループは、金の価格が1オンス1000ドル(約10万円)を超えた場合、トイレの外側の装飾部分1トン分を溶かし、売却益を投資に充てたいとしている。具体的には、中国の空前の好景気にあわせて中国本土の現在の160店舗を1000店舗に増やしたい考えだ。

 同グループは2006年、ショールームに黄金の館、黄金の女神像、黄金のトイレを設置。1月にもショールームに使用されている金のうち1トン分を溶かし、買い取り価格の約2倍、1オンス855ドル(約9万円)で売却している。(c)AFP