サダム・フセイン御用達の超豪華ヨット、売却差し止めの撤回ならず
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【3月6日 AFP】フランスの商事裁判所は5日、イラクの独裁者だったサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領のために建造された超豪華ヨットの売却差し止めの撤回を却下する裁定を下した。
ヨットは前年末、ヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah)が一部所有するSudeley社から2350万ユーロ(約38億4000万円)で売りに出された。だがフセイン元大統領の財産の返還を求めるイラク政府が1月31日、ヨットの法的な所有権が確定していないとして売却差し止め要求を提出し、同社はこれを不服として撤回を求めていた。
裁判所は、法的な所有権については5月28日に決定するとしている。
このヨットの名称は「オーシャン・ブリーズ(Ocean Breeze)」。全長82メートル、28人の乗船が可能で、複数のプールやモスクのほか、ミサイル発射台やミニ潜水艦も装備されている。1981年にデンマークで建造され、当初は船名に「サダム」の名前が入っていたが、イラクには引き渡されず、サウジアラビアの王族の手に渡り、船名は「アルヤママ(Al-Yamamah)」に変更された。そして前年になってアブドラ国王に売却され、現在の船名になったという。
Sudeley社側は、ヨットはもともとフセイン家がサウジの王族に遺贈したものだと主張している。だが裁判所は「アブドラ国王の所有権を証明する文書」を同社が持っていないとして、同社の言い分を認めなかった。
イラク政府は、フセイン元大統領の元側近らが海外企業を隠れみのにして売却益を得ようとしているとの疑いを持っており、「所有権は最終的には、建造費を出費したイラク政府にある」と主張している。
ヨットは現在、ニース(Nice)近郊のヨットハーバーに係留されている。(c)AFP
ヨットは前年末、ヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah)が一部所有するSudeley社から2350万ユーロ(約38億4000万円)で売りに出された。だがフセイン元大統領の財産の返還を求めるイラク政府が1月31日、ヨットの法的な所有権が確定していないとして売却差し止め要求を提出し、同社はこれを不服として撤回を求めていた。
裁判所は、法的な所有権については5月28日に決定するとしている。
このヨットの名称は「オーシャン・ブリーズ(Ocean Breeze)」。全長82メートル、28人の乗船が可能で、複数のプールやモスクのほか、ミサイル発射台やミニ潜水艦も装備されている。1981年にデンマークで建造され、当初は船名に「サダム」の名前が入っていたが、イラクには引き渡されず、サウジアラビアの王族の手に渡り、船名は「アルヤママ(Al-Yamamah)」に変更された。そして前年になってアブドラ国王に売却され、現在の船名になったという。
Sudeley社側は、ヨットはもともとフセイン家がサウジの王族に遺贈したものだと主張している。だが裁判所は「アブドラ国王の所有権を証明する文書」を同社が持っていないとして、同社の言い分を認めなかった。
イラク政府は、フセイン元大統領の元側近らが海外企業を隠れみのにして売却益を得ようとしているとの疑いを持っており、「所有権は最終的には、建造費を出費したイラク政府にある」と主張している。
ヨットは現在、ニース(Nice)近郊のヨットハーバーに係留されている。(c)AFP