【3月5日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)のシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)会長は現地4日、左膝の腱断裂により長期欠場を余儀なくされたロナウド(Ronaldo)がチームに留まる可能性があることを明らかにした。

 ロナウドとミランの契約は6月に切れるため、ロナウドはこれまでにミランを去ることになるだけでなく、現役生活自体が終わってしまう可能性があることを認めている。

 それでもベルルスコーニ会長は、2008-09シーズン以降もチームの本拠地であるサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でロナウドのプレーを見たいと思っている。

 ベルルスコーニ会長はテレビ局の取材に対し「ロナウドはミランに留まることになるだろう。彼が望むなら、まだ十分に主力としてやっていける。ロナウドは以前にも同じような怪我を反対側の膝に負っているが、そのときは復帰を果たした。クラブにはもうすぐ40歳になるパオロ・マルディーニ(Paolo Maldini)がいるように、プレーしたい願望があるならば、続けて欲しいと思っている。ロナウドに続ける意欲があるならば、ミランは喜んで彼をチームに引き止める」と語っている。

 たとえロナウドが復帰を希望した場合でも、復帰時には少なくとも32歳になっており、さらには今よりも体重が増加しているなどコンディション不良の可能性もある。

 すでに最後まで試合に出場することができないことや体重の増加などの理由で多くの批判を浴びているロナウドは、2月の終わりにブラジルのテレビ局の取材に対し、選手生活が終わった可能性もあるとのコメントを残している。(c)AFP