【3月4日 AFP】ロシアで2日実施された大統領選は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から後継指名されたドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)第1副首相(42)の圧勝に終わった。一方で多数の野党支持者が身柄を拘束されるなど、欧米諸国からは与党による選挙操作を疑う声も高まっている。

 ロシア選挙を監視した唯一の海外団体となった欧州会議議員会議(Parliamentary Assemblies of the Council of EuropePACE)のアンドレアス・グロス(Andreas Gross)団長は、「選挙に関して自由は保証されていなかった」と述べ、「ロシアの民主主義の潜在的な力を反映したものではなかった」と結論づけた。

 首都モスクワ(Moscow)で3日、リベラル系野党「右派連合(Union of Right ForcesSPS)」などが無許可ながら平和裏に抗議デモを行っていたが、機動隊に制止されたうえ多数が身柄を拘束された。

 ロシア第2の都市サンクト・ペテルブルク(Saint-Petersburg)でも同日、元チェス世界王者で同連合のガルリ・カスパロフ(Garry Kasparov)氏が率いる野党連合「もう一つのロシア(Other Russia)」が当局の許可を取って集会を行い、カスパロフ氏はメドベージェフ氏の当選は不当だと訴えた。(c)AFP/Sebastian Smith