【3月3日 AFP】男子プロテニス元世界ランキング1位のボリス・ベッカー(Boris Becker)さん(40)がプロのポーカー・プレーヤーとしてのキャリアをスタートさせた。2日の独日刊紙ウェルト(Die Welt)日曜版が伝えた。

「(ポーカーは)前年から集中的にプレーしている」というベッカーさんは、「ポーカーの魅力は、対戦相手との心理戦」と語っており、インターネット・ポーカーを運営する会社と既にスポンサー契約を結んでいるという。

 テニスの4大大会の1つ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を3度制覇し、1999年に現役を引退したベッカーさんだが、ポーカーはその現役時代、特に雨で試合が中断した時などにプレーして腕を磨いたという。

 ベッカーさんは、ほかの元プロテニス選手らの参加も望んでおり、「アンドレ・アガシ(Andre Agassi)、ピート・サンプラス(Pete Sampras)、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)、ステファン・エドベリ(Stefan Edberg)、イワン・レンドル(Ivan Lendl)、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)がポーカー・テーブルでどのように平常心を保つのか見てみたい」と語っているという。

 ベッカーさんは、プロ800人が参加する4月のモナコ・モンテカルロ(Monte Carlo)でのポーカー欧州大会最終戦に駒を進めたいと抱負を語った。(c)AFP