【3月3日 AFP】東南アジアのイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(Jemaah IslamiyahJI)のマススラマット・ビンカスタリ(Mas Selamat bin Kastari)幹部が2月27日にシンガポールの拘置施設を脱走した事件で、国際刑事警察機構(ICPOInterpol)は2日、非常警報を出した。同幹部は、まだシンガポール国内にいるとみられている。

 シンガポールのウォン・カンセン(Wong Kan Seng)副首相兼内相は、国内全土で捜索活動を展開していることを明らかにした。

 ビンカスタリ幹部は、家族との面会の際に、トイレに行く許可を得て逃走した。

 同幹部は2001年に航空機をハイジャックし、シンガポールのチャンギ国際空港(Changi Airport)に墜落させるテロを計画したなどとして、同国当局に国内治安法に基づき裁判なしで拘束されていた。

 警察当局は、携帯電話会社を通じて、同国390万人の携帯電話利用者にビンカスタリ幹部の写真付きメールを配信する。メールには、同幹部の身長や左足を引きずっていることなども記載され、同幹部を発見した際には、直ちに警察に通報するよう求めている。インターネット利用者にも配信されるという。(c)AFP/Bernice Han