【3月2日 AFP】パキスタンで前年12月に発生したベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の暗殺事件で、同国捜査当局は1日、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)幹部のバイトゥッラー・メスード(Baitullah Mehsud)容疑者を事件の首謀者として本人不在のまま逮捕状を請求したと発表した。

 パキスタンの部族地域の南ワジリスタン(South Waziristan)地区を拠点にするメスード容疑者は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも結びつきを持つとされる。パキスタン政府と米中央情報局(CIA)は、同容疑者をブット元首相暗殺の首謀者だとしていた。

 警察関係者はAFPに対し、首都イスラマバード(Islamabad)近郊のラワルピンディ(Rawalpindi)の反テロ法廷に予備審問の請求を送ったと述べた。同容疑者のほか4人が事件に関与したとして起訴された。

 捜査当局は、ブット元首相が武装勢力の標的になったのはパキスタン政府の反テロ対策を支持したことや親欧米的と見られたためとしている。(c)AFP