【2月22日 AFP】スペイン政府は21日、来月9日に行われる総選挙の告示を前に、テロへの警戒レベルを最高度に引き上げると発表した。同国のアルフレド・ルバルカバ(Alfredo Rubalcaba)内相は、政党本部や選挙集会、公共交通機関、ショッピングセンター、スポーツイベントなどの警戒・警備のために「軍や治安部隊を総動員する」としている。

 総選挙は、22日午前0時(日本時間同日午前8時)に告示される。今回の選挙戦は過去数十年で最も激戦になることが予想されている。

 スペインは、治安レベルを3つに分類しており、同国北部バスク(Basque)地方の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由(ETA)」によるテロへの懸念から、これまでは「中程度の危険」を表わすレベル2だった。ETAは2006年6月、15か月間続いていた停戦を破棄している。

 ルバルカバ内相は20日、同国テレビ局TVEに対し「ETAは選挙前にテロを仕掛けてくる」との見解を示した。

 2004年3月14日に行われた前回の総選挙では、投票日3日前に首都マドリード(Madrid)で早朝の通勤列車がイスラム過激派によって爆破される事件が起きている。この事件では、191人が死亡、1800人が負傷し、総選挙にも大きな影響を与えた。(c)AFP/Daniel Silva