【2月18日 AFP】(一部訂正)次世代DVD規格における「ブルーレイ(Blu-ray)」と「HD DVD」陣営間の争いで16日、東芝(Toshiba)が「HD DVD」事業から撤退すると報じられたことについて、業界関係者が18日、撤退を検討中であることをAFPに明らかにした。

 ある業界関係者によると、同社は「完全撤退も選択肢に入れて」、事業の見直しを進めているという。

 一方、同社広報は同日、今年1月にDVDソフト最大手ワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)がソニー(Sony)などが推進する「ブルーレイディスク(BD)」支持を発表したことで「1月の売上げが影響を受けたことは事実」としつつ、現在はHD DVD規格に対する市場動向を調査中であり、最終決定には達していないと発表した。

 次世代DVD規格をめぐっては、1月のワーナー・ブラザーズに続いて米家電小売りチェーン大手ベストバイ(Best Buy)、米ビデオ・レンタル最大手ネットフリックス(Netflix)、米小売大手ウォルマート・ ストアーズ(WalMart Stores)が前週、相次いでBD支持を打ち出しており、HD DVD陣営は劣勢に回らされていた。

 東芝のほかにHD DVDを手掛けるのはマイクロソフト(Microsoft)、 インテル(Intel)、パラマウント・ホーム・エンタテインメント(Paramount Home Enetertainment)、Universal Home Studiosなど。

 業界アナリストらは、次世代DVD規格をめぐる両陣営間の争いが長引けば、高価な次世代DVD機器の購入は規格争いの決着を見極めてからと考えている消費者の買い控えをあおるだけであり、自らの首を絞めるようなものだとみている。(c)AFP