【2月18日 AFP】スペイン・リーガエスパニョーラ1部、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属していた伝説的なストライカーであるアルフレッド・ディ・ステファノ(Alfredo Di Stefano)名誉会長が17日、欧州サッカー連盟(UEFA)とレアル・マドリードからその功績を称えられ表彰を受けた。

 レアル・マドリードの本拠地、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で、UEFAのミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長から「偉人の中の偉人」と称えられトロフィーを授与されたディ・ステファノ氏は、その後マドリード市郊外のヴァルデベバスに位置するレアル・マドリードの練習場で自身の像の除幕に立ち会った。

 1958年4月、ヴァサス・ブダペスト(Vasas Budapest)戦でのゴールの瞬間を捉えた像の除幕には、国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長やエウゼビオ(Eusebio da Silava Ferreira)氏、レイモン・コパ(Raymond Kopa)氏、ジュス・フォンテーヌ(Just Fontaine)氏らも立ち会った。

 「ブロンドの矢」の愛称で知られるディ・ステファノ氏は、アルゼンチンのリーベル・プレート(River Plate)でそのキャリアをスタートし、1953年から63年まで「メレンゲ(merengue、レアル・マドリードの愛称)」で活躍、国内リーグ戦を8度制し、5度の得点王を獲得した。

 またヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup)では通算49ゴールを挙げレアル・マドリードの同大会5連覇に貢献し、1957年、59年と2度の欧州年間最優秀選手(バロンドール)を獲得。53年にはスペインの市民権を獲得し同国代表としても31試合に出場した。(c)AFP