米の証券ブローカー、慈善家の資産4000万円超を着服
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【2月17日 AFP】米ニュージャージー(New Jersey)州当局は、証券大手モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)元社員の証券ブローカー夫妻が、顧客だった高齢の慈善家の資産約40万ドル(約4300万円)を横領した疑いがあるとして、同2人のブローカー業資格を停止した。同州当局が14日、発表した。
この事件に関連し、同業界の国内自主規制機関、米金融取引業規制機構(Financial Industry Regulatory Authority、FINRA)も、顧客とその慈善基金の資産を横領したとして同夫を提訴したと発表した。同機関では、健康状態の悪い高齢の顧客に漬け込んだ不正に「可能な限り厳しい制裁を望む」としている。
ニュージャージー州証券局によると、当局が資格停止した2人は夫婦で、John Mullins被告とKathleen Mullins被告。今月初旬に90代で亡くなった顧客、Esther Weilさんの資産数十万ドルを着服したとみられている。
証券局の発表では、資産家の妻だったWeilさんの健康状態が2006年に悪化すると、John Mullins被告は37万5000ドル(約4050万円)を横領し、妻と所有していた自宅ローンの支払いに流用したとみられる。同容疑者はさらにモルガン・スタンレーにあったWeilさん名義の口座から1万4000ドル(約150万円)を横領、そのほか不正に入手した資金を自らの散財のために使ったとみられている。
被告弁護人、Norman Arnoff氏によると、被告側は「絶対に資産は盗んでいない」と容疑を否定しているという。同氏は、裁判過程はまだ開始したばかりの段階で、容疑に対する憶測や判断は避けるべきだと強調した。
ニュージャージー当局の調べでは、元ブローカー夫妻がWeilさんの資産に接触することが可能だった理由のひとつとして、2人がWeilさんの創設した非営利基金の理事に名を連ねていた点を指摘している。Weilさんはフィラデルフィア(Philadelphia)の舞台芸術センター、キンメルセンター(Kimmel Center)を援助していた。こうした基金などで理事を務めることはモルガン・スタンレーの社内規則に違反しており、同社は2006年8月に2人を解雇している。
ニュージャージー州では2人に、州内でのブローカー業務を禁じたことに加え、民事罰も求めていく構えだ。(c)AFP
この事件に関連し、同業界の国内自主規制機関、米金融取引業規制機構(Financial Industry Regulatory Authority、FINRA)も、顧客とその慈善基金の資産を横領したとして同夫を提訴したと発表した。同機関では、健康状態の悪い高齢の顧客に漬け込んだ不正に「可能な限り厳しい制裁を望む」としている。
ニュージャージー州証券局によると、当局が資格停止した2人は夫婦で、John Mullins被告とKathleen Mullins被告。今月初旬に90代で亡くなった顧客、Esther Weilさんの資産数十万ドルを着服したとみられている。
証券局の発表では、資産家の妻だったWeilさんの健康状態が2006年に悪化すると、John Mullins被告は37万5000ドル(約4050万円)を横領し、妻と所有していた自宅ローンの支払いに流用したとみられる。同容疑者はさらにモルガン・スタンレーにあったWeilさん名義の口座から1万4000ドル(約150万円)を横領、そのほか不正に入手した資金を自らの散財のために使ったとみられている。
被告弁護人、Norman Arnoff氏によると、被告側は「絶対に資産は盗んでいない」と容疑を否定しているという。同氏は、裁判過程はまだ開始したばかりの段階で、容疑に対する憶測や判断は避けるべきだと強調した。
ニュージャージー当局の調べでは、元ブローカー夫妻がWeilさんの資産に接触することが可能だった理由のひとつとして、2人がWeilさんの創設した非営利基金の理事に名を連ねていた点を指摘している。Weilさんはフィラデルフィア(Philadelphia)の舞台芸術センター、キンメルセンター(Kimmel Center)を援助していた。こうした基金などで理事を務めることはモルガン・スタンレーの社内規則に違反しており、同社は2006年8月に2人を解雇している。
ニュージャージー州では2人に、州内でのブローカー業務を禁じたことに加え、民事罰も求めていく構えだ。(c)AFP