【2月17日 AFP】(2月19日 写真追加)アフリカ歴訪中のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は訪問2か国目のタンザニアで17日、ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ(Jakaya Mrisho Kikwete)大統領と会談後、米国からタンザニアへ総額6億9800万ドル(約755億円)規模の包括的援助を5か年計画で行う協定に調印した。

 この協定は、ブッシュ大統領の提唱で開始された「ミレニアム・チャレンジ(Millennium Challenge)計画」の一環。計画を実施する米ミレニアム・チャレンジ公社(Millennium Challenge Corporation)によると、同計画は道路整備や電化された地域での電気設備の拡充、飲料水へのアクセス拡大などに投資することで貧困を減らし、経済的成長を促そうとする。

 タンザニアとの協定は「ミレニアム・チャレンジ計画」として過去最大の規模となる。同国のダルエスサラーム(Dar es Salaam)で会談した両者は、終了後の共同会見の冒頭で調印を行った。

 キクウェテ大統領はこの協定により同国の発展の「障害」となっていた貧弱な社会基盤を向上させることができると宣言し、また「タンザニアのことを心の底から考えてくれている」とブッシュ大統領に謝意を表した。(c)AFP