【2月16日 MODE PRESS】オドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)がキュートな“小悪魔”を演じた、フランス発のロマンチック・ラブ・コメディ『プライスレス~素敵な恋の見つけ方(Hors de prix)』が、3月8日からシネカノン有楽町2丁目などで公開される。

■本当の愛はお金では買えない……はず?!

 『アメリ』で一世を風靡し、『ダ・ヴィンチ・コード』で名実ともに国際派スターとなったオドレイ・トトゥが演じたのは、これまでのイメージとは180度異なる小悪魔イレーヌ。若さと美貌を武器に、裕福な男を渡り歩きながら玉の輿を狙っている。

 そんな彼女に恋するジャン(ガド・エルマレ、Gad Elmaleh)は、高級ホテルで働くお人よしのウェイター。ある夜、ジャンを億万長者と勘違いしたイレーヌに誘惑され夢のような時間を過ごすものの、彼の正体を知った途端に彼女は姿を消してしまう。

 しかし、イレーヌことが忘れられないジャンは、彼女を追ってコートダジュールへ。貢ぎ上げた末に、またも別れを告げられた彼は、彼女のそばにいたい一心で、“イレーヌと同じ生き方”=“リッチな未亡人のジゴロ”になることを選ぶ。彼女の追っかけから同志に昇格し、パトロンの口説き方や貢がせ方を教わるジャン。一途な性格はそのまま、どんどん洗練されていく彼に、物質至上主義者イレーヌの心も揺れて…。

■監督・共同脚本はピエール・サルヴァドーリ

 監督・共同脚本は、コメディの名手として知られるピエール・サルヴァドーリ(Pierre Salvadori)。詐欺師の男が虚言症の女と恋に落ちる『うそつきな彼女』(1997)など、一癖も二癖もある男女が引き起こす騒動をユーモアたっぷりに描き出す作品は、人間の行動原理や社会に鋭く切り込んでいると高い評価を得ている。フランス国内での『プライスレス~』劇場公開時には、200万人以上を動員する大ヒットを記録した。
 
■華麗なファッションにも注目!

  ふたりの恋を彩るのは、シャネル(CHANEL)をはじめとする華麗なファッションや目映い高級ジュエリー、洗練された音楽、コートダジュールののゴージャスな風景。辛辣なユーモアがちりばめられた会話やスリリングな展開と共に注目したい。

公開情報:3月8日から、シネカノン有楽町2丁目、シネ・リーブル池袋ほかロードーショー