【2月13日 AFP】レバノンを拠点とするイスラム教シーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)の幹部は13日、ヒズボラの民兵組織指揮官の1人、イマド・ムグニエ(Imad Mughnieh)容疑者がシリアで殺害されたと述べた。ヒズボラ側はイスラエルの攻撃による死だと非難している。

 同幹部によると、ムグニエ容疑者はシリアの首都ダマスカス(Damascus)で12日夜、自動車爆弾による爆発で死亡した。40代後半だった。ヒズボラは「彼は20年にわたりユダヤ主義者(イスラエル)の標的だった」と声明を発表した。

 一方、イスラエルはヒズボラの主張を全面的に否定し、イスラエルは一切関与していないとの声明を発表した。

 ムグニエ容疑者はヒズボラの特殊作戦部隊の指揮官だった。1992年にアルゼンチンの首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)で死者29人を出したイスラエル大使館爆破事件を含む数多くの攻撃に関与したとして指名手配されていた。また1975-90年のレバノン内戦中に西側の外国人を人質として拘束した事件への関与も疑われていた。

 西側諸国の情報筋は、ムグニエ容疑者がイラン情報当局のために直接動いている可能性も疑っていた。米国務省が作成した指名手配中の容疑者リストにも含まれていた。

 ヒズボラ系の放送局「アルマナル(Al-Manar)」は同日、通常放送を中止し、同容疑者の死を悼む音楽を流した。(c)AFP/Jocelyne Zablit