【2月8日 AFP】コソボ(Kosovo)自治州の州都プリシュティナ(Pristina)で18日に開催される欧州連合(EU)の外相会議の直前に、コソボ自治州が独立を宣言する可能性が高まっている。自治州政府の関係者などが明らかにした。

 同関係者によると、コソボ自治州政府は「欧米諸国からのゴーサインを待っている状態。独立宣言のタイミングは、EU外相会議の直前の週末になる可能性が非常に高い」という。

 18日開催のEU外相会議では、独立宣言後の監視活動のためにEU部隊の派遣が決定される可能性もある。

 国連(UN)に近い関係者は、「(独立宣言は)17日または18日になりそうだ」との見通しを述べた。

 米外交関係者も、独立宣言は国連安全保障理事会(UN Security Council)が休会中の17日になる可能性が高いとしている。

 コソボ自治州はセルビア南部に位置し、アルバニア系住民が多数を占める。1998-1999年のコソボ紛争以降、国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)の暫定統治下にある。(c)AFP