【2月8日 AFP】旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代の大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of CambodiaECCC)で7日、ポト派ナンバー2だったヌオン・チア(Nuon Chea)元人民代表議会議長(81)の公判が行われ、元議長は同法廷による公判前拘置に不服を申し立てた。

 元議長の弁護人は、同法廷の捜査判事が元議長の初尋問を法的手続きに則って行わなかったとして、全裁判を一時中断し、元議長を釈放するよう主張した。

 同弁護人によると、元議長は最初の3回の出廷時に弁護人が不在だったが、弁護人依頼権の放棄が適切に行われなかったという。

 元議長は法廷で、自身の存在は国民に対して脅威ではなく、カンボジアから逃亡する意図もないと述べた。
 
 同日の公判は、元議長の公判としては初めて公開された。さっぱりとした服装で現れた元議長は、健康状態に問題はなさそうだったが、供述のため立ち上がる際には法廷警備員の助けが必要だった。元議長は、同法廷で裁かれている旧ポル・ポト派5人の中で最高齢となる。

 元議長はポル・ポト政権下で大量虐殺に深く関わったとされ、戦争犯罪と人道に対する罪に問われている。公判は8日に終了し、来週にも判決が下される見通し。(c)AFP/Seth Meixner