カイロ騒音公害深刻、生命の危険も
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【2月4日 AFP】車のクラクションから結婚祝賀パーティーまで24時間さまざまな騒音に包まれたエジプトの首都カイロ(Cairo)では、騒音公害は健康被害を及ぼす水準にまで深刻化している。聴覚障害や神経の興奮といった健康被害を引き起こすほか、生命を危険に陥れる可能性さえあるという。
エジプト国立研究所(Egyptian National Research Centre、NRC)が2007年に行った調査によると、カイロ市内中心部の生活空間における騒音レベルは平均90デシベルに達し、70デシベルを下回ることはなかった。これは、工場で一日中過ごしているのと同じ。
「カイロに関して特筆すべきは、騒音レベルが通りや時間帯にかかわらず、常に環境保護局(EPA)が定めた基準を大幅に上回っているということだ」とNRCのMustafa Ali Shafiye氏は指摘する。
カイロ繁華街での騒音レベルは午前7時30分ですでに90デシベルに達する。一方、EPAが通常の許容範囲とする騒音レベルは33-55デシベル。
前年12月、英科学誌ニューサイエンティスト(New Scientist)は、「騒音は慢性的なストレスとほぼ同じように(人間を)殺す」とする研究報告を掲載した。
騒音は、ストレスホルモンの蓄積、炎症、生体化学反応の変化を引き起こし、結果として血液循環の悪化や心臓発作といった健康問題につながるという。
カイロ大学(Cairo University)で耳科学を専門とするMohammed el-Shazly博士によると、カイロの騒音は並外れており、ほかのアラブ諸都市とも比較しようがないという。
「カイロが特殊なのは、工業地帯と住宅地域の区別がないということ。そのため、警察官のように、常に通りにいる人たちは、深刻な影響を受けかねない」とShazly博士は警告する。いったん聴力を失い始めると、補聴器を装着する以外に回復させる方法はない。
世界保健機関(World Health Organisation、WHO)では、騒音公害を、大気汚染、水質汚染に次ぐ世界3大公害の1つとみなしている。1日に8時間以上、85デシベルを超える騒音のなかにいるのは潜在的に危険だと注意を呼び掛けている。
エジプトでは、保健・人口省と環境問題担当国務省の各省が、全国レベルの騒音監視ネットワークの設置を計画しているが、実施に移すための具体的な日程は、まだ決まっていない。(c)AFP
エジプト国立研究所(Egyptian National Research Centre、NRC)が2007年に行った調査によると、カイロ市内中心部の生活空間における騒音レベルは平均90デシベルに達し、70デシベルを下回ることはなかった。これは、工場で一日中過ごしているのと同じ。
「カイロに関して特筆すべきは、騒音レベルが通りや時間帯にかかわらず、常に環境保護局(EPA)が定めた基準を大幅に上回っているということだ」とNRCのMustafa Ali Shafiye氏は指摘する。
カイロ繁華街での騒音レベルは午前7時30分ですでに90デシベルに達する。一方、EPAが通常の許容範囲とする騒音レベルは33-55デシベル。
前年12月、英科学誌ニューサイエンティスト(New Scientist)は、「騒音は慢性的なストレスとほぼ同じように(人間を)殺す」とする研究報告を掲載した。
騒音は、ストレスホルモンの蓄積、炎症、生体化学反応の変化を引き起こし、結果として血液循環の悪化や心臓発作といった健康問題につながるという。
カイロ大学(Cairo University)で耳科学を専門とするMohammed el-Shazly博士によると、カイロの騒音は並外れており、ほかのアラブ諸都市とも比較しようがないという。
「カイロが特殊なのは、工業地帯と住宅地域の区別がないということ。そのため、警察官のように、常に通りにいる人たちは、深刻な影響を受けかねない」とShazly博士は警告する。いったん聴力を失い始めると、補聴器を装着する以外に回復させる方法はない。
世界保健機関(World Health Organisation、WHO)では、騒音公害を、大気汚染、水質汚染に次ぐ世界3大公害の1つとみなしている。1日に8時間以上、85デシベルを超える騒音のなかにいるのは潜在的に危険だと注意を呼び掛けている。
エジプトでは、保健・人口省と環境問題担当国務省の各省が、全国レベルの騒音監視ネットワークの設置を計画しているが、実施に移すための具体的な日程は、まだ決まっていない。(c)AFP