【2月2日 AFP】(記事更新)スコットランド・プレミアリーグのセルティック(Celtic)を指揮するセルティックのゴードン・ストラカン(Gordon Strachan)監督は、Jリーグのジェフユナイテッド千葉(JEF United Chiba)から移籍した水野晃樹(Koki Mizuno)の入団会見でサポーターに対し、水野が落ち着くまでしばらく時間を与えてあげて欲しいとお願いした。さらに水野が同僚の中村俊輔(Shunsuke Nakamura)との比較に苦しむ宿命にあることを心配した。

 中村は移籍2年目のシーズンにリーグMVPを獲得したが、ストラカン監督は中村の場合、イタリア・セリエAのレッジーナ(Reggina Calcio)に在籍した経験がスコットランドのサッカーにより早く適応するのに役立ったに違いないと感じている。

 ストラカン監督は、「我々は水野を少し長い目で見なくてはならない。イタリアを経て入団した中村と違い、水野は日本から直接移籍してきた。おそらく水野は文化の違いに戸惑うだろうが、慣れなくてはいけない。水野は中村のように純粋なサッカー選手で、中村もスコットランドのサッカーに適応するのに幾分の時間を要した。しかしその後はファンタスティックなプレーを続けている。私は選手たちが欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)でプレーすることができるだろうか、プレッシャーに耐えられるか、毎週のように勝つことができるかどうかを見極めるために、選手たちにその基盤を与えている。それを活かせるかどうかは選手次第だが、水野にはそれができると我々は信じている。だからこそ彼を獲得したんだ。水野は試合の中で良いものを持っているし、さらに我々は彼を良い選手にすることができると思う」と話している。

 セルティックと3年半の契約を交わした水野は2005年に中村がセルティクに入団して以来、日本国内でセルティックのニュースは大きく扱われてきたことを明かした。「(日本の)多くの人がテレビでセルティックの試合を観戦しています。日本でサッカー好きな人は、俊輔さんが所属していることもあってセルティックの試合を観戦しています。セルティックは日本でとても有名になっています。俊輔さんとは日本代表で一緒にプレーしたこともあり、尊敬しているので、一緒にプレーできることになって嬉しいです」と話している。(c)AFP