【1月31日 AFP】ジェンダイ・フレーザー(Jendayi Frazer)米国務次官補(アフリカ担当)は30日、前年12月の大統領選をきっかけに混乱が続くケニア情勢について、一部で「民族浄化」と表現しうる行為もあるとの見方を示した。フレーザー次官補はアフリカ連合(African Union)総会の準備会合に出席するため、エチオピアのアディスアベバ(Addis Ababa)を訪問中。

 暴動発生後にケニア入りした経験のあるフレーザー次官補は、現地で住民全員が家を追われる姿を目撃し、被害者の声もじかに聞いたと証言。「抵抗すれば殺されるだろう。『民族浄化』のような行為だとわたしは思う」と述べた。(c)AFP