【1月28日 AFP】仏銀大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)が社員の不正取引で巨額の損失を被った件で、渦中の社員ジェローム・ケルビエル(Jerome Kerviel)氏の弁護団は27日、疑惑を否定、銀行側が他部門での損失から目をそらすためこの問題を利用したと主張した。

 ケルビエル氏の弁護団はAFPとの電話インタビューで、同氏は不正には関わっておらず、銀行の資産からは何らの利益も受けていないと述べた。

 その上で、ソジェンは米国のサブプライムローン問題でより大きな損失を計上しており、煙幕を張って目をそらさせようとしているとして同銀を非難。さらにケルビエル氏が保有していた約500億ユーロ(約7兆8000億円)相当のポジション(持ち高)の処理を必要以上に急いだと指摘、それにより「約45億ユーロ(7000億円)の損失を上乗せした」と述べた。

 警察当局は27日もケルビエル氏の取り調べを続けており、28日までに釈放か捜査継続を決定する必要がある。一方ソジェン側は、同氏が多額の損失を不正資金で穴埋めしようとしたとして刑事告発している。(c)AFP