【1月25日 AFP】中国・上海(Shanghai)市内の地下鉄駅ホームで利用客の男女がキスをする姿を撮影した監視カメラ映像がインターネットに流出した問題で、地下鉄運営会社が2人に謝罪した。国営新華社(Xinhua)通信が25日報じた。

 問題となった映像は、駅のホームで何度も抱き合いキスをする男女の映像の背後に、笑い声や上海語のわいせつな言葉をしゃべる3人の声が録音されている約3分間の映像。この映像がインターネット上に投稿されたことから、隠し撮りをされた男女が地下鉄運営会社に対し正式な謝罪を求めていた。

 男女からの訴えをうけ、地下鉄運営会社は独自調査を行い、職員3人が盗撮およびビデオ映像の投稿に関与していたことが分かった。新華社通信によると、このうち女性職員1人が解雇され、2人は前年9月に辞職したという。

 実質的に国家が国民生活を管理する共産主義国の中国では、これまで個人のプライバシーは存在しないも同然だった。しかし、市場経済の導入や国家機構の縮小などにより、近年は中国国民の間にもプライバシーの概念が育ちつつある。(c)AFP