【1月25日 AFP】イランサッカー協会(Iran Football Federation)は24日、新監督に元セルビア代表監督でスペイン人のハビエル・クレメンテ(Javier Clemente)氏のイラン代表監督就任を発表した。

 欧州選手権2008(Euro 2008)予選でセルビア代表を本戦出場に導けず更迭されていたクレメンテ氏は、新監督として2011年まで3年間の契約をイランサッカー協会と結ぶこととなった。これにより数ヶ月にも及んだアジアの強豪国の指導者不在状態に終止符が打たれた。

 国営イラン学生通信(ISNA)の報道によると、同協会のメフディ・タジ(Mehdi Taj)副会長が、「クレメンテ氏は2011年までイラン代表監督を務めることを基本として、協会と3年間の契約を結びました。同氏は30日にテヘラン(Tehran)に訪れイランvsコスタリカ戦を観戦することとなっており、さらにはシリア戦観戦のために滞在する可能性もあります」と発表し、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)・アジア地区予選の初戦となるシリア戦に関して言及した。

 続けてクレメンテ氏の月給が約3万ユーロ(約473万円)になると語ったタジ副会長は、「基準が3つありました。1つ目はW杯でチームを率いたことがあること。2つ目は世界ランク上位のチームを率いたことがあること。そして、3つ目はワールドクラスのクラブを率いたことがあることです。クレメンテ氏はその全てを持ち合わせています」と、監督の人選が経験に重きを置いたものであることを明かした。

 クレメンテ氏はセルビア代表に加えて、自身のプレーしていたアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を率いてスペイン・リーガエスパニョーラを2連覇、また92年から98年までスペイン代表を率い、94年サッカーW杯、欧州選手権96、98年サッカーW杯で指揮を執っている。

 欧州で活躍する選手を抱えているにもかかわらず06サッカーW杯でグループリーグ敗退を喫してから低迷を続けているチーム・メッリ(Team Melli、イラン代表の愛称)は、2010年サッカーW杯予選アジア予選グループ5に入り、クウェート、アラブ首長国連邦、シリアと比較的楽な組み合わせに入っている。(c)AFP