【1月22日 AFP】オーストラリア英語の辞書として知られる「Macquarie dictionary」は先ごろ、毎年恒例の電子版辞書の改訂を実施した。新たに掲載されたのは17カテゴリー85語句で、今月中に3週間にわたってユーザーによる最新語句の人気投票を実施、2月初めに結果を発表する。

■世界的トレンドを反映

 今回新たに加えられた語句の多くはオーストラリア特有のものではなく、技術、健康、社交の場といった分野での世界的トレンドを反映しているという。

「サイバーアスリート(cyberathlete)」は「コンピューターゲームのプロ選手」、「ブーメリティス(boomeritis)」は「高齢期にさしかかり運動を勧められたベビーブーマーがスポーツ中に負うけが」といった具合だ。

「デジタルネーティブ(digital native)」は「小さいころからデジタルメディアや通信システムを使っており、それらに精通した人」、「グロービシティー(globesity)」は「世界的な肥満現象」を意味する。

 グロービシティーの危険にさらされているのは、「太りすぎの人」を意味する「サラダドジャー(salad dodger)」や「小さな子どもがいるために自身の外見に頓着しない母親」を意味する「スラミーマミー(slummy mummy)」たちだ。

 スラミーマミーが使っているとされるのが「フロワードローブ(floordrobe)」。「脱ぎ捨てられた服で埋めつくされ、皮肉にも一種のワードローブのみなされる床」を意味する。

 ただしスラミーマミーは「タノレクシア(tanorexia)」を患う心配はない。タノレクシアは「日焼けした肌を手に入れたいという偏執的な欲望」の意味で、これを患った人は皮膚がんの危険にさらされる。

■テクノロジー関連の新語も多数

 新語の多くは、次から次へと登場する新技術により生まれたものだ。たとえば「パスワードファティーグ(password fatigue)」は「記憶すべきパスワードが多すぎるために感じる疲労」を意味する。だがパスワードファティーグの克服には、新たな危険を伴う。「データスモッグ(data smog)」に陥る可能性があるのだ。「(パスワードをすべて記憶し、結果的に)電子メールやインターネット検索で大量の電子情報を獲得できるようになるため、かえって仕事がはかどらなくなったり、ストレスが増大したりする」のである。(c)AFP