【1月22日 AFP】(1月23日 写真追加)日産自動車(Nissan Motor)と提携先の仏自動車大手ルノー(Renault)は21日、新型電気自動車の販売をイスラエルで2011年から開始すると発表した。
 
 ルノー・日産アライアンスと、イスラエルの投資家シャイ・アガシ(Shai Agassi)氏が設立し環境インフラに特化したベンチャー企業「プロジェクト・ベター・プレイス」が協議に合意。同日、エルサレム(Jerusalem)で覚書を交わした。覚書に基づいてルノーが電気自動車を提供し、プロジェクト・ベター・プレイスがイスラエル国内の充電スタンド網の建設および運営にあたる。

 ルノー・日産アライアンスによると、イスラエルで販売予定の電気自動車は100%電気だけで動き、CO2をまったく排出しない「ゼロ・エミッション」車両になるという。

 運転性能は1600cc級ガソリン車両と同等なうえ、走行コストははるかに割安で車両の寿命も長いという。

 車両の購入者は、走行距離に基づくバッテリーの使用量に応じて毎月、電気エネルギーの供給契約を結ぶ。
  
 イスラエル政府も、電気自動車の所有者に対する税制優遇措置を導入するなどして、同国における電気自動車の普及を支援する。(c)AFP