【1月20日 AFP】セルビアで20日、大統領選挙の投票が始まった。欧州連合(EU)と同国の関係と、独立を目指すコソボ自治州(Kosovo)の将来にとって重要な選挙戦となる。

 立候補者は9人だが、事実上、親欧派の現職ボリス・タディッチ(Boris Tadic)大統領と極右民族派野党のセルビア急進党(Serbian Radical Party)トミスラフ・ニコリッチ(Tomislav Nikolic)党首代行の一騎打ちとみられる。

 登録有権者数は約670万人。大統領の任期は5年。

 投票の結果次第で欧州連合への接近も、1990年代の故スロボダン・ミシェロビッチ(Slobodan Milosevic)政権時代のように国際社会からの孤立もあり得る。

 最近の調査結果によれば、第1回投票ではいずれの候補も過半数に達せず、タディッチ、ニコリッチ両候補が2月3日の決選投票に進む可能性が高い。

 投票時間は午前7時(日本時間午後3時)から午後8時(同21日午前4時)まで。非公式結果は現地時間20日深夜にも明らかになるが、公式結果は24日までに発表されることになっている。

 欧州安保協力機構(Organization for Security and Cooperation in EuropeOSCE)から23人、ロシアから8人の監視員が派遣されるほか、国内のNGO団体「Center For Free Elections and Democracy」(CESID)の約3000人が監視に当たっている。

 政府は米国と英国からも選挙監視団を受け入れるよう求めたものの、選挙管理委員会は2度にわたり拒否した。(c)AFP