【1月18日 AFP】ニジェールで反政府武装闘争を展開する部族のメンバーに取材した罪で起訴され、死刑宣告の恐れも出ていた仏人ジャーナリスト2人が、保釈金を支払い帰国できる見通しとなった。2人の弁護士が18日、明らかにした。

 2人は仏アルテ(Arte)テレビの記者で、ニジェール北部でトゥアレグ(Tuareg)族の反政府武装勢力メンバーにインタビューを行ったことが「ニジェール国家の治安を脅かし」同国法に抵触したとされ、前月17日、同国当局に逮捕・起訴された。有罪となった場合は、最高刑で死刑の可能性もでていた。

 2人は、取材許可を得ていたニジェール南部で鳥インフルエンザのレポート番組の取材を行った後、トゥアレグ族にインタビューするため北部に向かったという。

 保釈金を支払い次第、同日午後にも保釈され、フランスに帰国できる見込み。しかし、裁判は2人の保釈後も続行されるという。(c)AFP