【1月17日 MODE PRESS】スウェーデンのアパレルブランド「H&M」のヘッドデザイナーが、マルガレータ・ファン・デン・ボッシュ(Margareta van den Bosch)からアン・ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sofie Johansson)に交代する。

 マルガレータは現在65歳。H&Mで約30年間勤務し、20年間にわたりメンズ・レディース両部門のチーフデザイナーとして約100人のデザイナー・パタンナーチームを率い、世界のファスト・ファッションに大きな変革をもたらした。今秋冬シーズンに店頭に並んだアイテムが、マルガレータによる最後のコレクションとなる。

 今後も会社にはクリエイティブ・アドバイザーとして残り、人気の高いデザイナー・コラボレーションなどの仕事を続ける予定だという。H&Mは、過去にカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)や、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ヴィクター&ロルフ(Viktor and Rolf)、ロベルト・カバリ(Robert Cavalli)などとコラボレーションし、大きな成功を収めている。

 ヨハンソンは現在44歳。H&M店舗でセールス・クラークとして3年間勤務した後、1990年にティーン向けの「Divided」部門のデザイン・アシスタントとしてマルガレータに採用された。1994年には、「Divided Black」コレクションのデザイナーを務め、2005年からはレディース部門のデザイナーを務めていた。チーフ・デザイナーとしての仕事は、今週から開始している。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS