【1月17日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)の電子版が発表した世界の空港の効率性に関する番付で、大阪国際(伊丹)空港(Osaka Itami International airport)が「定刻通りに出発できる効率的な空港」ナンバーワンに選ばれた。

 フライト情報検索システムFlightStatsの2007年のデータを基に集計したところ、伊丹空港では全出発便の97%が定刻通りに離陸し、到着便で遅れが出たのは8%のみだった。

 世界第2位は東京国際(羽田)空港(Tokyo Haneda airport)で、利用者数約6600万人にもかかわらず、出発便の遅延はわずか7%だった。

 日本の空港は6空港が効率トップ10にランクイン。アジアの空港は全体に高評価を得ており、韓国・ソウル(Seoul)の金浦国際空港(Gimpo International airport)は到着便の効率性95%で1位に選ばれた。

 ただし、アジアの全空港が効率的というわけではない。五輪開催を目前に拡張工事が進む中国の北京(首都)国際空港(Beijing's Capital International Airport)では、2007年に定刻通りに出発できた便は33%にとどまった。  出発便の効率性で最下位となったのはブラジルのブラジリア国際空港(Brasilia International Airport)で、定刻の15分以内に出発できたのは27%以下だった。

 エジプトのカイロ国際空港(Cairo International Airport)やパリ(Paris)のシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港の評価も低く、カイロで定刻通りに出発したのは47%。シャルル・ドゴールは50%で、欧州の空港で最下位だった。(c)AFP