【1月17日 AFP】12月に米カリフォルニア州の自宅で76歳で死亡した伝説的ミュージシャン、アイク・ターナー(Ike Turner)の死因が、不慮のコカイン過剰使用だったことが明らかになった。16日、サンディエゴ郡検視局が発表した。

 発表によれば、ターナーは心臓病を抱えており、そのことも死因になったいたという。

 ターナーが1951年に作曲した「ロケット88(Rocket 88)」は、史上初のロックンロール音楽だったといわれている。

 私生活では、自らが見出した歌手ティナ・ターナー(Tina Turner)と結婚したが、家庭内暴力が原因で離婚。1980年代には、薬物やアルコールへの依存し、薬物使用の罪で服役もした。1991年に「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)」入りを果たした際も服役中で式典に参加できず、ティナが代わって出席した。

 1993年に釈放されてから、再び音楽活動に専念し、2007年のグラミー賞ではアルバム『Risin' With the Blues』で、最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を獲得している。(c)AFP