露裁判所、漁船拿捕事件で日本人船長に罰金刑
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【1月16日 AFP】北方四島の国後島沖合で日本漁船4隻がロシア警備当局に拿捕(だほ)された問題で、ロシア検察に起訴された日本人船長3人の初公判が16日、同島裁判所で開かれ、同裁判所は領海侵犯の罪で3人に各10万ルーブル(約43万円)の罰金刑を言い渡した。インタファクス(Interfax)通信が伝えた。
事件は前年12月13日に発生。国後島沖合で操業中の日本漁船4隻が領海侵犯の疑いで拿捕(だほ)され、乗組員11人がサハリン(Sakhalin)当局に身柄を拘束された。その後、各漁船の船長4人が起訴されていた。
このうち第31吉定丸(Kichijo Maru)の野圭司(No Keidji)船長、第38祐幸丸(Yuko Maru)の森雅浩(Masahiro Mori)船長、第38翼丸(Tsubasa Maru)の長岡逸男(Itsuo Nagaoka)船長の3人に対し、領海侵犯の罪でそれぞれ10万ルーブルの罰金刑が言い渡された。
第31豊佑丸(Hoyu Maru)の藤本茂美(Shigemi Fujimoto)船長も起訴されたが、持病のため昨年12月に解放されている。同船長に対する判決言い渡しは同日午後に行われる見通し。
このほかの乗組員7人は12月末までに全員解放されている。
日本、ロシアの双方が領有権を主張する同海域付近では、ロシアの監視船による日本漁船拿捕(だほ)事件が頻発しており、2006年8月にはロシア側の発砲で日本人船員1人が死亡する事件が発生している。(c)AFP
事件は前年12月13日に発生。国後島沖合で操業中の日本漁船4隻が領海侵犯の疑いで拿捕(だほ)され、乗組員11人がサハリン(Sakhalin)当局に身柄を拘束された。その後、各漁船の船長4人が起訴されていた。
このうち第31吉定丸(Kichijo Maru)の野圭司(No Keidji)船長、第38祐幸丸(Yuko Maru)の森雅浩(Masahiro Mori)船長、第38翼丸(Tsubasa Maru)の長岡逸男(Itsuo Nagaoka)船長の3人に対し、領海侵犯の罪でそれぞれ10万ルーブルの罰金刑が言い渡された。
第31豊佑丸(Hoyu Maru)の藤本茂美(Shigemi Fujimoto)船長も起訴されたが、持病のため昨年12月に解放されている。同船長に対する判決言い渡しは同日午後に行われる見通し。
このほかの乗組員7人は12月末までに全員解放されている。
日本、ロシアの双方が領有権を主張する同海域付近では、ロシアの監視船による日本漁船拿捕(だほ)事件が頻発しており、2006年8月にはロシア側の発砲で日本人船員1人が死亡する事件が発生している。(c)AFP