【1月16日 AFP】米アップル(Apple)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEOは15日、米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で開催中の「マックワールドカンファレンス&エクスポ(Macworld Conference and Expo)」の基調講演で、音楽・動画のオンラインストア「iTunes」を通じたオンライン映画レンタルサービス「iTunes Movie Rentals」を開始すると発表した。

 同サービスには、ソニー・ピクチャーズ(Sony Pictures)、ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)、パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)、ワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)、20世紀フォックス(20th Century Fox)などが参加するという。

 レンタル料は旧作が2.99ドル(約320円)、新作が3.99ドル(約420円)。パソコンのほか、動画対応型のiPodiPhoneでも視聴できる。各端末にダウンロードした映像は30日間有効だが、一度視聴を開始すれば、それから24時間以内は何度でも視聴可能で、その後視聴不可となる。

 2月末までに1000作品でサービスを開始し、将来的には国際的な運用も目指しているという。

 ジョブズCEOは、人々はお気に入りの音楽はレンタルせずに購入するが、映画はそうではないという。「iTunes」では、サービス開始以来、前週までに40億曲が購入され、12月25日のクリスマスには、2000万曲という1日の最高記録を達成したという。さらに、これまで映画約700万本、テレビ番組約1億2500万本を売り上げているという。

 同日、ジョブズCEOは、パソコンを通さずにインターネットに接続でき、オンライン映画レンタルも可能になる新型アップルTVも発表。レンタル料にプラス1ドルで、アップルTV用のHD品質の映画も視聴できるという。同TVの価格は229ドル(約2万4000円)に値下げされた。

 コンサルティング会社Creative StrategiesのTim Bajarin氏は、映画制作会社とパソコンを使わないアップルTVの組み合わせによるオンライン映画レンタルサービスは、強力なものになると語った。

「無料のアップグレードもついて、アップルTVはパソコンの機能拡張版から最新のテレビへと姿を変えた。ソファーから手軽にオンライン映画を利用できる。これこそ、人々が求めていたものだ」。(c)AFP