【1月15日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の欧州地区予選に望むイングランド代表の試合日程が現地14日にクロアチアのザグレブ(Zagreb)で発表され、代表を指揮するファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督の公式戦初采配は、アンドラ戦に決定した。

 8時間に及ぶ会議が終了すると、カペッロ監督が姿を見せ、9月にはアンドラと、2007年11月に欧州選手権2008(Euro 2008)の予選で敗戦を喫したクロアチアと対戦することを明らかにした。カペッロ監督は6日にアンドラと対戦した後、10日に行われるスラベン・ビリッチ(Slaven Bilic)監督率いるクロアチアとの再戦に向けて直ちにザグレブへ向かうことになる。

 カペッロ監督は、勝負の懸かる予選終盤に、グループ6で首位を争う1番のライバルであるクロアチアとの対戦を避けることができて満足感を示した。イングランド代表の予選最終戦は2009年10月14日に行われるベラルーシ戦に決定した。また2009年6月6日に行われるアウェーでのカザフスタン戦ではうだるような暑さが予想されるため、試合開始時間を日没後に希望している。

 カペッロ監督に同行したイングランドサッカー協会(Football AssociationFA)のフットボールディレクターを務めるトレバー・ブルッキング(Trevor Brooking)氏は、「抽選結果にはかなり満足している。カペッロは9月に2度クロアチアと対戦することを望んでいたので、ホームとアウェーのいずれも楽観的に捉えている。またホームで戦うクロアチアとの試合前にリーグ戦が予定されていないことも非常に素晴らしい。またカペッロ監督は初戦の相手にアンドラを希望していた。また8月に行われる欧州選手権2008に出場できないのは残念だが、選手は夏の間ゆっくりと休むことができる。カペッロ監督も選手が休息を取る機会と考えている」と予選の日程に満足感を示した。

 また、ブルッキング氏は「(2009年の)アウェーで行われるカザフスタン戦の開始を夜にできるか確認しなくてはいけない。しかし6月に2試合戦わなければならないとしても、それも抽選結果なので仕方ありません」と語っている。

■イングランドの予選日程

2008年9月6日 対アンドラ(アウェー)
2008年9月10日 対クロアチア(アウェー)
2008年10月11日 対カザフスタン(ホーム)
2008年10月15日 対ベラルーシ(アウェー)
2009年4月1日 対ウクライナ(ホーム)
2009年6月6日 対カザフスタン(アウェー)
2009年6月10日 対アンドラ(ホーム)
2009年9月9日 対クロアチア(ホーム)
2009年10月10日 対ウクライナ(アウェー)
2009年10月14日 対ベラルーシ(ホーム)

(c)AFP/Steve Griffiths