【1月12日 AFP】仏パリ(Paris)の民事裁判所は11日、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領のセシリア(Cecilia)元夫人が求めていた、自身に関する書籍についての出版差し止めの訴えを棄却した。セシリア元夫人側は即日控訴した。

 出版差し止めが求められていたのは、セシリア元夫人の元友人でジャーナリストのAnna Bitton氏による「セシリア(Cecilia)」で、同元夫人がサルコジ大統領のことを「遊び人」や「父親失格」などと発言していたことなどが明らかにされている。

 セシリア元夫人側は前日10日に、同書の完全な出版差し止めを求める訴えを起こし、出版された場合は1冊20万ユーロ(約3200万円)の罰金を科すことも求めていた。

 セシリア元夫人に関する本は、この本も含め今週3冊も発売される予定で、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんとの交際にからみ支持率を下げているサルコジ大統領にとって、再び私生活に注目が集まることになりそうだ。(c)AFP