【1月11日 AFP】左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of ColombiaFARC)」が10日解放したクララ・ロハス(Clara Rojas)さん(44)が同日、ラジオ番組に出演し、拘束中にゲリラ戦闘員との間にもうけた息子エマヌエル(Emmanuel)くんの出産の模様などを語った。

 カラコル(Caracol)ラジオに出演したロハスさんは、「今すぐ息子をこの腕に抱きたい」と述べた。

「非常につらかったが、わたしが生きているのは息子のおかげだ。彼もわたしに会いたがっていることを願っている。息子は非常に勇敢だということが証明された」(ロハスさん)

 エマヌエルくんは2004年4月16日に帝王切開で生まれた。「非常に困難な」手術だったため、ロハス氏は40日間ベッドに寝たきりで、その間ジャングルの中では激しい戦闘もあったという。

 エマヌエルくんは出産の際に片腕を骨折した。ともに誘拐されたフランス系コロンビア人のイングリッド・ベタンクール(Ingrid Betancourt)元大統領候補がエマヌエルくんの産着を縫い、フランス語の子守歌も歌ってくれたという。

 しかしエマヌエルくんは生後8か月でゲリラ戦闘員の手でロハスさんから引き離された。ロハスさんは前年12月まで、エマヌエルくんがコロンビアの首都ボゴタ(Bogota)の国営児童養護施設にいることを知らなかったと話した。

 FARCメンバーがロハスさんに話したところによると、エマヌエルくんは2005年6月にベビーシッターに預けられたが、病気にかかっていたため、このベビーシッターがコロンビア南東部にある病院に連れて行ったという。

 エマヌエルくんは現在3歳半。DNA検査でロハスさんの息子と確認された後は政府の保護下で生活している。所在は明かされていない。(c)AFP