【1月9日 AFP】(1月9日 写真追加)大統領選挙の結果をめぐり暴動が続くケニアで、ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領は8日、新内閣の一部を発表した。これを受けた野党勢力は一斉に反発した。

 大統領選に敗れた有力野党候補のライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏が党首を務める最大野党オレンジ民主運動(Orange Democratic MovementODM)は、キバキ大統領が事態解決に向けた交渉を望んでいない証拠だとして、内閣発表を非難した。

 ODM幹部は「われわれは大統領を認めていないのだから、新内閣も当然認めない」と語り、強い反発の姿勢を示した。

 新内閣発表からまもなく、アフリカ連合(African UnionAU)議長であるガーナのジョン・クフォー(John Kufuor)大統領が事態打開のための仲介を行うためにケニア入りした。(c)AFP/Bogonko Bosire