【1月8日 AFP】(1月8日 写真追加)故ジョン・レノン(John Lennon)の妻でアーティストのオノ・ヨーコ(Yoko Ono)さん(74)が7日、米ラスベガス(Las Vegas)で開催された世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会(Consumer Electronics ShowCES)で、「The John Lennon Educational Tour Bus(ジョン・レノン音楽教育ツアーバス)」を初公開した。

 このバスは移動式のハイテク・レコーディングスタジオで、夫のジョン・レノンにささげる非営利慈善プロジェクトの音楽教育ツアーに使用されるもの。今後1年かけて米国とカナダを回り、子どもたちが音楽を学びプロレベルのレコーディングに触れる機会を提供する。

 バス公開の際、オノさんは、「ジョンもこうしたことをやりたがったはずだ」と語ると、英ポップ歌手のナターシャ・ベディングフィールド(Natasha Bedingfield)、トレイン(Train)のパット・モナハン(Pat Monahan)、ブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)のウィル・アイ・アム(Will.i.am)とともに、バスの除幕を行った。

 バンドのメンバーとともに10年近くにわたり同プロジェクトに取り組んでいるミュージシャンのウィル・アイ・アムは「音楽は力。音楽は暗闇に立ち向かう光だ。光の家族になろう。光と一緒にいれば生き残ることができる」と呼び掛けた。

 バスには米アップル(Apple)や日立マクセル(Hitachi Maxell)など10社以上から提供されたレコーディング機器が搭載されている。

 バスツアーでは学校に立ち寄るほか、有名なアーティストによるイベントなども行われる。スケジュールの詳細は下記のサイト(www.lennonbus.org)で確認できる。(c)AFP

ジョン・レノン音楽教育ツアーバスの公式HP(英語)