【12月27日 AFP】(一部修正)7度のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)受賞を誇るロジャー・クレメンス(Roger Clemens)投手の主席弁護士は26日、同投手が禁止薬物を使用していたとして実名を挙げられた薬物調査報告書を独自に調査しているとニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙に対して語った。

 ラスティー・ハーディン(Rusty Hardin)弁護士は、メジャーリーグにおける薬物使用を調査したジョージ・J・ミッチェル(George J. Mitchell)元上院議員による報告書でクレメンスの名前が挙げられた経緯の調査に着手し始めたことを明らかにしている。

 ミッチェル氏の報告書に記された運動能力向上薬物を使用していたとされる約80名の選手の中で最も有名なクレメンスは、薬物使用の事実を否定し続けている。

 報告書ではクレメンスの元トレーナーであるブライアン・マクナミー(Brian McNamee)氏が、同選手がトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)在籍時の1998年にステロイドを、またニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)在籍時の2000年と2001年にステロイドとヒト成長ホルモンを注射したと証言している。

 メジャーリーグ史上最高の投手の一人であるクレメンスは、代理人を通じて全ての薬物使用に関する疑惑を否定しており、自身のウェブサイト上では身の潔白を訴えるビデオメッセージを掲載している。

 クレメンスは30日に米CBSテレビの『60ミニッツ(60 Minutes)』に出演する予定となっており、ハーディン弁護士はクレメンスが同日に他のメディアにも接触することを明らかにしている。

 ハーディン弁護士は「我々はミッチェル氏の報告書が誤りであるとの結論に達することを確信しており、我々自身も報告書の調査を行っている。現在のところミッチェル氏が話をすべきと我々が考える多くの人の存在が明らかとなっているが、彼らは一度もミッチェル氏や調査員と話をしていない。これは問題だ」と語っている。(c)AFP