【12月27日 AFP】イラクのバグダッド(Baghdad)で26日、バグダッド国際映画祭(Baghdad International Film Festival)が2年ぶりに開幕した。治安情勢が不安定だったため、前年は開催が見送られていた。

 映画祭は今月29日まで4日間の日程で開催され、主に中東、欧州各国の「平和」をテーマにした短編映画63作品が上映される。

 Ammar al-Arradi映画祭実行委員長は、パレスチナホテル(Palestine Hotel)で行われた開幕式で「(この映画祭がイラクに)国民和解と、さまざまな社会や文化間の対話をもたらす手助けになることを期待している」と語った。

 開幕作品はイラクのSaber Shabbi監督の『Missing Frequency』。戦争で荒廃した同国の現状を描いた作品だった。

 イラクの映画産業の始まりは1940年代にさかのぼる。隆盛を誇った1970-80年代には映画鑑賞が家族連れの定番レジャーになった。しかし1991年の湾岸戦争やそれに続く経済制裁で衰退。現在はほかの余暇分野と同様に、エンターテインメントも停滞しており、市内の映画館の大部分はがら空きの状態が続いている。(c)AFP/Sylvie Briand