【12月25日 AFP】23日に投票が行われたタイ下院選挙について選挙管委員会は25日、投票率が過去最高の74.45%に達したと発表した。

 記者会見したApichart Sukhagganond選挙管理委員長によると、投票率は軍主導の暫定政権が予想していた70%を上回り、過去最高を記録した。

 クーデター後1年3か月におよんだ軍政から民政に移行するための今回の選挙では、有権者4565万人のうち約3280万人が投票。公式集計結果によると、タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相派の国民の力党(People Power PartyPPP)が480議席中233を獲得した。

 PPPは、連立政権樹立に必要な小規模政党の支持は獲得済みだと述べているが、相手の党名は明かしていない。

 PPPに次ぐ165議席を獲得した民主党(Democrat Party)はPPP主導の連立政権に参加することを拒否。残る82議席は、5つの小規模政党が分け合った。(c)AFP