【12月23日 AFP】中央アジアのウズベキスタンで23日、大統領選が始まった。現職のイスラム・カリモフ(Islam Karimov)大統領(69)が新たに任期7年間の3選目を果たし強権体制を継続する見通し。批判をかわすための与党系候補も立候補しているが、野党候補は事実上同選挙に立候補すらできなかった。

 投票は午前6時(日本時間同日午前10時)から午後8時(日本時間24日0時)まで。

 3人の対立候補は無名なうえ、約2800万の国民に一度も投票を呼び掛けたことはない。

 国政選挙の監視活動などを行い、ウズベキスタンも加盟する欧州安保協力機構(Organization for Security and Cooperation in EuropeOSCE)は、今回の大統領選挙にわずか12人の監視員を送るにとどまっている。同機構は、「ウズベキスタンの政治進行が有意義で効果的な競争に貢献するとは考えにくい」としている。(c)AFP