【12月22日 AFP】欧州のアリアンスペース(Ariane Espace)は21日、日本時間22日午前6時42分、フランス領ギアナのクールー宇宙センターから、大型ロケット「アリアン5(Ariane 5)」によるアフリカ初の通信衛星とジェイサット(JSAT)などの通信衛星合わせて2基の打ち上げに成功した。同ロケットの打ち上げは今年に入って6回目、計35回目となった。

 アフリカ初となった通信衛星「RASCOM-QAF1」は、汎アフリカ通信事業者「RascomStar-QAF」の保有で、重さ3.2トン。打ち上げには、アフリカ数か国の政府首脳が立会ったが、当初出席が見込まれていたリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Muammar al-Qaddafi)大佐は姿を見せなかった。

 もう1基の通信衛星は、ジェイサット(JSAT)が英領バミューダに本社を置くインテルサット(Intersat)と共同で設立した衛星保有会社Horizons 2 Satellite LLCの「Horizons 2」で重さ2.3トン。北米とカリブ海諸国向けのインターネット・映像通信に使用される。(c)AFP

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